soy-curd's blog

へぼプログラマーです [https://twitter.com/soycurd1]

最急降下法をPythonで実装した

関数x2 + xは、どうやら最小値がひとつだけ存在するらしい。どうしてもその値を知りたくなったので、最急降下法を使ってPythonでその値を求めてみた。

#!/usr/bin/env python
# -*- coding: utf-8 -*-

import random

learning_late = 0.01
loop_max = 1000

def main():
    
    initial = random.uniform(-10, 10)
    old = initial
    new = 0.0
    for _ in range(1000):
        
        # 更新式
        new = old - learning_late * diff_func(old)
        
        # 目的関数の値を確認
        y = object_func(new)
        print(y)
        
        # 値を更新
        old = new
        
    print(new, y)
        
    
# 目的関数
def object_func(x):
    return x * x + x
    
# x ^ 2 + x の微分
def diff_func(x):
    return 2 * x + 1

if  __name__=='__main__':
    main()

これを実行すると、

# x、y
(-0.5000000145792641, -0.24999999999999978)

と、xが-0.5付近の時に目的の関数が最小値となることがわかった。なるほどというかんじ。

ITエンジニアのための機械学習理論入門

ITエンジニアのための機械学習理論入門

言語処理のための機械学習入門 (自然言語処理シリーズ)

言語処理のための機械学習入門 (自然言語処理シリーズ)

平方イコルスン『スペシャル』読んだ

平方イコルスンスペシャル』読んだ。いかにも検索にひっかからなそうな書名であり、売る気が全くないかんじがうかがえる。 内容は、登下校時も授業中も常にヘルメットを被っている女子校生がいるのだけれど、好きな男の子に近づくと緊張してしまい、ヘルメットが少し頭から浮いてしまうというストーリである。帯に、『このマンガは優しさ100%で出来ています。』と記述されているので、もしかしたらそれらも全て作者の優しさのなせる技なのかもしれない。日常ほのぼのマンガです。

f:id:soy-curd:20160413092942j:plain

(こちらはレギュラーガソリンの匂いが大好きな女の子が陰謀によりハイオクの匂いを嗅がされ怒り狂っているコマです)

スペシャル 1 (torch comics)

スペシャル 1 (torch comics)

成程

成程

駄目な石

駄目な石

ウンベルト・エーコ『プラハの墓地』読んだ

ウンベルト・エーコプラハの墓地』読んだ。エーコは初読だったが、超絶エンタメで非常に面白い。基本的には陰謀小説なのだけれど、黒ミサとか爆破シーンとかをいきなりぶっ込んできてテンション上がる。登場人物が多すぎて役割が追えなくなっても、基本的に歴史上の人物なのでググればわかるので便利。wikipedia素晴らしい。

清野とおる『その「おこだわり」、俺にもくれよ!! ②』読んだ

その「おこだわり」、俺にもくれよ!! 』の2巻読んだ。個人的には酒を飲む人なので、⑬の「トマトのカス男」の回が面白かった。なんか、「すごいも」というクソみたいに安い芋焼酎の話なのだけれど、本当に、トマトのカスを芋焼酎で割るだけの話なのでやばい。トマトと芋、どちらもアンデスの魅力がたっぷりなので、きっと相性も良いのだろう。トマトジュースじゃだめなの??? というかんじがものすごくするけれど、作品内で、「故意に潰したトマトを混ぜてもテンションは上がらない」という言説があるので、きっと駄目なんだろうと思う。

f:id:soy-curd:20160313215256j:plain

で、1.8リットルで900円以下で売っているところもあるという「すごいも」のインパクトが強すぎて、思わずAmazonで検索したら、あった。

(どうやらAmazonだと割高である)

このような、人をアルコール中毒に至らしめるような酒は全て甲類という印象があったのだれど、これは「甲乙混交」というスタイルらしく、きっと名前的に、甲類と乙類を混ぜているのだろうと思う。乙を混ぜることによって、人を堕落の縁に追い込むようなこともなくなるだろうし、クリーンな印象になっている。もし、給料日前とかで、どうしても酒が飲みたいけれど、ビールを買う金もない、というような場合、うっかり買ってしまう酒の選択肢として、「すごいも」を教えてくれたこのマンガに深く感謝致します。

Brew Dog Jack Hammer飲んだ

f:id:soy-curd:20160313204704j:plain

池袋のハンバーガー屋でBrew Dog Jack Hammer飲んだ。IPA。昼からタップのIPA飲めるとか、池袋は最高の土地。メニューには酒の説明がいろいろ書いてあって、パンクIPAより数段苦い、とある。実際飲むと確かに苦く、最高。パンクは甘すぎて飯には合わない感が強いけれど、ジャックハンマーはハンバーガー食いながらでもいける。たまらん。

パンク IPAビール 330ml

パンク IPAビール 330ml

常陸野ホワイトエール飲んだ

f:id:soy-curd:20160312195752j:plain

駅前の酒屋にあったので、常陸野ホワイトエール飲んだ。

完全に美味い。ヴェデットよりもオレンジピール感がないかんじで、ホワイトビールはつまみに合わない気がしていたけれど、これはいける。見識が覆った。

同じ酒屋で、雪の茅舎の山廃4合瓶が1000円とかで売っていて、半端無くコスパ良さそうな雰囲気だったのだけれど、まだ買ってない。次見たら買いそう。

牧野修『月世界小説』読んだ

牧野修『月世界小説』読んだ。牧野修といえばキチガイじみた文章をこれでもかと叩きつけてくる芸風で有名だけれど、この『月世界小説』もその芸風の最先端というかんじがする。

囁くような少女たちの忍び笑いが終始聞こえている。肘で脇腹をつつき合う姿が目に浮かびそうなほどリアルだが、これは<<駆流>>MM二十四式飛行隊のエンジンノイズだ。

こんな文章を書けることだけでも信じられないが、このノリで文章をどんどん崩壊させ、ついでに世界を壊していく。その構成がすごい。

しかもこの本、あの懐かしの脚注弾*1も出てきて、泣きそうになった。小説を読んで精神を崩壊させたい方にはお勧めの本。

月世界小説 (ハヤカワ文庫JA)

月世界小説 (ハヤカワ文庫JA)

*1:脚注に記述されたとおりに登場人物が攻撃される弾丸