J・G・バラード『楽園への疾走』読んだ
J・G・バラード『楽園への疾走』読んだ。バラードは初読だが、予想をはるかに上回る凄まじさだった。この小説は、蠅の王の最悪バージョンみたいなかんじなのだけれど、最終的に妊婦だらけのマジキチユートピアが完成されていて本当にひどい。 無人島で皆で生き残ろう的な趣旨になるんだけれど、物資がちゃんと送られてくるのに、それをわざわざブルドーザで破壊してわざわざ自炊する感覚が最高。あと、タンパク源がひどすぎてやばい。辛い。。。
- 作者: J.G.バラード,J.G. Ballard,増田まもる
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2009/03/31
- メディア: 文庫
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