トヨタ生産方式読んだ
トヨタ生産方式読んだ。サブタイトルに『脱規模の経営をめざして』と書いてあるが、読了後に脱規模なんて単語本文にあったか?という気分になった。目次にもその文言がなく、謎。
内容は二つで、『ジャスト・イン・タイム』と『自働化』が生産の肝であるだという話だった。ジャスト・イン・タイムのほうは、「大量生産だと工程毎に無駄(在庫)が出る」-> 「無駄がでないように必要な分だけ必要なタイミングで作る」ということで、それを実現する方法がカンバン。カンバンを使うと、後工程は前工程に必要な部品を必要な時に要求し、それをもらうことができる。 アジャイルサムライで言うと、WIP(仕掛中のタスク)は4つまでで、イテレーションのない開発をカンバン方式として紹介しているが、これは結局、タスクをどこかで溜めてしまうと、後回しになったり、結局リリースされなかったりすることを防ぐためなのだろう。そこが在庫とのアナロジーになっている。
自働化については「ポカヨケ」とかの仕組みと一緒に説明されていて、機械・ライン・チームは、故障すると自動で止まる。変な部品を後工程に流したりして、後で人手で直す、みたいなことを防ぐためだ。そのために、そもそも人が、ミスをしないように機械やラインを設計したりもする。これについてはCIの考え方が対応する気がする。タスクを回していくなかで、常に高品質でバグのないプロダクトを保つため、こまめにテストし、デプロイする。
本を読んで、脱規模という単語自体は見当たらないが、そのような考え自体はいたるところで示唆される。大量生産できない市場環境の中で、いかに無駄を省いて(真の)生産性を上げるかについて繰り返し語られるからだ。微視的な効率が、巨視的なレベルでの効率を築いていくことに対する、こだわりが伝わってくる。
GitHubのエクステンションサービスでZenHubというものがあって、これがあるとGitHubのissueをカンバンっぽくすることができたり、バーンダウンチャートを見れたりする。これを見るだけでアジャイルしてる感があるので満足度があるのだけれど、何も考えずこれだけ使ってもただ雰囲気だけアジャイルっぽいことをしてるだけなのでたぶん意味がなかった。ただ、今回トヨタ生産方式を読んで思想的なものを学ぶことができたので、今後はよりアジャイルっぽい状態でアジャイルできると思う。
- 作者: 大野耐一
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 1978/05/01
- メディア: 単行本
- 購入: 7人 クリック: 138回
- この商品を含むブログ (123件) を見る
Ubuntu16.04でgolangのechoを使う
まとめ
Ubuntu16.04 LTSはデフォルトでインストールされるgolangのバージョンが1.6のため、最新のechoを実行することができないので、golangのバージョンを上げる必要がある。
事象
echoがgolang1.7から入ったcontextパッケージに依存しているため、インストールに失敗する。
対処
# apt-getのリポジトリ更新 sudo add-apt-repository ppa:longsleep/golang-backports sudo apt-get update sudo apt-get install golang-go # -> 1.8が入る go get -u github.com/labstack/echo
以上です。
Ubuntu16.04でgolangの開発環境Goglandのインストール
インストーラーの入手
https://www.jetbrains.com/go/download/#section=linux
JetBrainsのサイトからGoglandをダウンロードします。2017年6月時点では、EAP 9, 171.4694.35が入手できました。
インストール
tarで固められたファイルが手に入るので、解凍してください。Ubuntu16.04の場合、ダブルクリックでArchive Managerが起動しますので、Extractを実行して解凍してください。
その後、terminalを立ち上げ、解凍したディレクトリに入ってから、gogland.shを実行します。
cd {YourLikeDir}/cd Gogland-171.4694.35/bin/ ./gogland.sh
その後、GUIの画面が立ち上がります。今回は初めてのインストールでしたので、Do not import settingsを選択しました。
これでインストールは完了です。
golangの設定
golangをインストールしていない場合は、まずそこから始めましょう。
sudo apt-get install golang # bashにgopathの設定 mkdir ~/{YourLikeDir}/go echo "export GOPATH=$HOME/Project/go" >> ~/.bashrc echo "export PATH=$GOPATH/bin:$PATH" >> ~/.bashrc source ~/.bashrc
これで設定は完了です。
Goglandを使ってみる
File > New > Projectから、新規プロジェクトを作成します。 その後、Projectファイルを右クリックして、New > GoFileでgolangのソースファイルを作成します。
そして、Configure GOPATHから、GoglandにもGOPATHの設定を行います。
次に、Run > Edit configuretionsから、実行環境の設定を行います。
左上の+
を押し、Go Applicationを選択してください。その後、Fileに先ほど作ったファイルを設定します。
あとは、Runを押して下のコンソールに実行結果が表示されたらOKです。
- 作者: 松木雅幸,mattn,藤原俊一郎,中島大一,牧大輔,鈴木健太
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2016/09/09
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
0からwindows10にPython3.6環境を構築する方法(2017/6版)
mac OSXやlinuxにはデフォルトでPythonがインストールされていますが、windowsにはインストールされていません。 今回はPythonを初めて使うwindowsユーザーがお試しですぐ触れるよう、 windowsで0からPython3.6の環境を構築する方法をまとめてみました。
環境
1. Anacondaのインストール
いきなり、判断が難しいところなのですが、windows 10ではAnacondaを用いてPythonをインストールするのが 最も手軽だという結論に至りました。
Anacondaは数値解析や科学計算のライブラリを含んだ形で配布されているPython環境なのですが、 非常に手軽にPythonを実行することができます。(環境変数の設定さえ必要ありません)
また、windowsにおいてハマるポイントとして、C言語のライブラリを含んだパッケージの導入があるかと思われます。 numpy、matplotlibなどを特にハマらずにインストールするためには、Anacondaの導入が手っ取り早いです。 (Django等を使ってwebサーバを建てたい、という方には関係ないですが)
https://www.continuum.io/downloads
リンク先にPython3.6のインストーラーがありますので、そこからダウンロードしてください。
ダウンロードが終わったら、インストーラーを実行してください。 何個か選択肢がありますが、 特にこだわりがなければ、すべてNextを押せば問題ありません。
2. Pythonの実行
Anacondaのインストールに成功したら、すぐにPythonを使うことができます。 おそらくスタートメニューには、以下のようなものがインストールされているはずです。
この中からAnaconda Promptを選んで、起動してください。
すると、以下のようにプロンプトが立ち上がるはずです。
あとはプロンプト内でpython
と入力してください。Pythonが立ち上がります。
それでは、試しになにか実行してみましょう。
Pythonが無事に動いたことが確認できました。
3. ライブラリを利用する
今回はAnacondaを利用してPythonをインストールしたので、そのままの状態で、すでにたくさんのライブラリを使うことができます。
どのようなライブラリがインストールされているかは、pip freeze
というコマンドで確認することができます。
試しにこの中に入っているmatplotlibという作図ライブラリを使用してみましょう。
まずは先ほどと同じように、pythonを起動してください。 そして、
import matplotlib.pyplot as plt import random xs = range(100) ys = [random.randint(0, x) for x in xs] plt.plot(xs, ys) plt.show()
のように、実行してみてください。すると、
上記のような画像が表示されたかと思います。このように、Pythonを使うことでグラフの描画も簡単に行うことができます。
4. おわりに
以上、windowsで0からPythonの環境を構築する方法を示しました。 このように、Pythonは非常に簡単に始めることができますので、 windowsユーザーの方も、ぜひ一度最近はやりのPythonを触ってみてください。
- 作者: 柴田淳
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2016/12/22
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (1件) を見る
- 作者: クジラ飛行机
- 出版社/メーカー: マイナビ出版
- 発売日: 2016/10/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
Pythonによるスクレイピング&機械学習 開発テクニック BeautifulSoup,scikit-learn,TensorFlowを使ってみよう
- 作者: クジラ飛行机
- 出版社/メーカー: ソシム
- 発売日: 2016/12/06
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (3件) を見る
next.jsとnuxt.jsとAngular Universalを触ってみた
server side rendering(ssr)を試したかったので、ssrを比較的簡易に実行できると思われるUniversal Javascriptに対応しているライブラリを簡単に比較してみた。
実行環境
- MacBook Air (13-inch, Mid 2012)
- node v7.9.0
- Typescript 2.2.0
next.js
React用のUniversal Javascriptライブラリ。ここでは、https://github.com/zeit/next.js/tree/master/examples/hello-world を試す。
git clone https://github.com/zeit/next.js.git cd next.js/examples/hello-world/ npm install ./node_modules/next/dist/bin/next build ./node_modules/next/dist/bin/next start
ファイル
index.js
import Link from 'next/link' export default () => ( <div>Hello World. <Link href='/about'><a>About</a></Link></div> )
about.js
export default () => ( <div>About us</div> )
転送量
251KB
nuxt.js
Vue用のUniversal Javascriptライブラリ。ここでは、 https://github.com/nuxt/nuxt.js/tree/master/examples/hello-world を試す。
git clone https://github.com/nuxt/nuxt.js cd nuxt.js/examples/hello-world npm install node_modules/nuxt/bin/nuxt build node_modules/nuxt/bin/nuxt start
ファイル
index.vue
<template> <div> <h1>Welcome!</h1> <nuxt-link to="/about">About page</nuxt-link> </div> </template>
about.vue
<template> <div> <p>Hi from {{ name }}</p> <nuxt-link to="/">Home page</nuxt-link> </div> </template> <script> export default { asyncData ({ req }) { return { name: req ? 'server' : 'client' } } } </script>
転送量
56.1KB
Angular Universal
Angular用のUniversal Javascriptライブラリ。まだ公式にangular-cliとAngular Universalが対応していないようなので、ここでは、 universal-cliを用いてサンプルアプリを作成する。
npm install -g universal-cli rxjs ung new angular-universal cd angular-universal ung build --prod ung serve --prod
ファイル
(ungコマンドによる自動生成ファイル。下記以外も多数生成される)
app.component.html
<h1> {{title}} </h1>
app.component.ts
import { Component } from '@angular/core'; @Component({ selector: 'app-root', templateUrl: './app.component.html', styleUrls: ['./app.component.css'] }) export class AppComponent { title = 'app works!'; }
転送量
215KB (jsはgzip済)
印象
nuxt.jsのファイルサイズの小ささが素晴らしい(ただし、謎に読み込んでいるindex付きのbundleが何をしているか不明なので後で調べたい)。いずれのライブラリも、ssrを意識しなくても普通にレンダリングまで可能なのが凄い。例えばnuxt.jsはexpressに依存しているけれど、hello worldのみだと一行もサーバサイド専用のコードが存在しない。(nuxt-linkというvue-routerに類似したタグが使われているが、これでサーバ側でのルーティングとクライアント側でのルーティングを一元管理しているようだ)。
時間があったらredux or vuex周りとの連携も試したい。
ubuntu16.04(xenial)にelixirをインストール
公式ドキュメントを参照すれば良い。 http://elixir-lang.org/install.html
Erlang & Elixirをインストール
wget https://packages.erlang-solutions.com/erlang-solutions_1.0_all.deb && sudo dpkg -i erlang-solutions_1.0_all.deb sudo apt-get update sudo apt-get install esl-erlang sudo apt-get install elixir
hello world
iex >> IO.puts("hello world")
hello worldできた。
Typescriptでサーバサイドとフロントをどっちも書いてる時にいらいらする点
今、サーバ→node & Typescript, フロント→Angular & Typescriptみたいな構成でコードを書いているのだけれど、
Typescriptのコンパイル結果をサーバ側をES6, フロントをES5で吐かせているせいでその差でいらつくことが多い。
主にfind
。 サーバ側ではhoge.find(y => y.id === 1)
みたいなかんじで一意な値を取ってきてるのだけれど、findはES5では使えないので、hoge.map(y => y.id).indexOf(1)
みたいにしてインデックス取るか、hoge.filter(y => y.id === 1)[0]
みたいに書いている。インデックスアクセス歯がゆい。値がほしいだけなのにその過程で-1とか配列長さチェックとかするのも辛い。幸せをください。
(多段コンパイルでTypescript → Babelが正解なのか...?)