soy-curd's blog

へぼプログラマーです [https://twitter.com/soycurd1]

Erlangでリスト操作(map, filter, foldl等)

今、時間があるときにErlangを触っているのだけれど、関数型デザインの言語だけあってリスト操作の関数が充実している。そこで、Erlangのリスト操作関数の内、よく使いそうなものを以下にリストアップしてみた。

map

リストの各値に関数を適用した新しいリストを返す。

map_test() ->
  L1 = [1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10],  
  AddOne = fun(X) -> X + 1 end,
  lists:map(AddOne, L1).

filter

リストの各値をフィルターしたリストを返す。

  
filter_test() ->
  L1 = [1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10],  
  IsEven = fun(X) -> X rem 2  == 0 end,
  lists:filter(IsEven, L1).

fold

リストの各値を畳み込んだ値を返す。リストの左から計算するか右から計算するかによってfoldlとfoldrがある。

fold_test() ->
  L1 = [1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10],  
  Add = fun(Acc, X) -> Acc + X end,
  lists:foldl(Add, 0, L1).
  

zip

2つのリストを合体させる。下の例だと[{1, 11}, {2, 12}, ...]のようなタプルが入ったリストになる。

zip_test() ->
  L1 = [1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10],  
  L2 = lists:map(fun(X) -> X + 10 end, L1),  
  lists:zip(L1, L2).
  

flatten

ネストされたリストからネストのないリストを作る。

flatten_test() ->
  L1 = [1, 2, 3, [4, 5, 6], 7, 8, 9, 10],
  lists:flatten(L1).
  

flatmap

値からリストを作る関数を受け取り、それを引数のリストの値に対して適用してから、flattenする。下の例だと[1,1,1,2,2,2,...]のように返る。

flatmap_test() ->
  L1 = [1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10],
  lists:flatmap(fun(X) -> [X, X, X] end, L1).
  

takewhile, drop while

takewhileは比較関数がtrueまでの値の入ったリストを返す。drop whileはその逆。

takewhile_test() ->
  L1 = [1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10],  
  IsLess5 = fun(X) -> X < 5 end,
  lists:takewhile(IsLess5, L1).
dropwhile_test() ->
  L1 = [1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10],  
  IsLess5 = fun(X) -> X < 5 end,
  lists:dropwhile(IsLess5, L1).

partition

比較関数でリストを分割する。

partition_test() ->
  L1 = [1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10],  
  IsLess5 = fun(X) -> X < 5 end,
  lists:partition(IsLess5, L1).
    

merge

二つのリストをソートして合体させる。merge/3はソートに用いる比較関数を引数に取れる。

merge_test() ->
  L1 = [1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10],  
  L2 = lists:map(fun(X) -> X + 10 end, L1),  
  lists:merge(L1, L2).

JSだとunderscoreとかを使わなきゃいけないことも組み込みで入っていて便利。

Erlang -- lists

Ubuntu 16.04でcaps lockをCtrlに変更

askubuntu.com

どおりに。

  • gnome-tweak-toolをインストール
sudo apt-get install gnome-tweak-tool
  • tweak toolを起動

  • Typings -> Caps Lock Key behavio -> MakeCaps Lock an additional Ctrl

かんたん。

(ちなみにTyping -> Alt / Win key behavior -> Alt is mapped to Win keysでaltとwinを交換できたりする)

東プレ NG01B0 REALFORCE91UBK

東プレ NG01B0 REALFORCE91UBK

机の上においたボタンを押すとリアルタイムでSlack上に寿司を食べたいことを通知できるシステムを構築した

机の上においたボタンを押すとSlack上に寿司を食べたいことを通知できるシステムを構築した。

github.com

動機

寿司を食べたい時にそれをSlackで報告するためわざわざキーボードに手を伸ばすのは非常に面倒である。机の上に専用のスイッチがありそれを押すだけで寿司が食べたいことを通知できれば非常に素晴らしいユーザー体験が得られるはずだ。昔遊んでいたArduinoが家にあったので、それとSlackを組み合わせることでシステムを構築していく。

作り方

Arduino

100均に行ってボタンっぽいものを購入する。

f:id:soy-curd:20160619234139j:plain

スイッチ式のシーリングライトがあったので流用。ライトなので押すと光る。

f:id:soy-curd:20160619234206j:plain

(光る)

気合で内部のスイッチを見つけ出して配線。

f:id:soy-curd:20160619234400j:plain

内部を開けるとこんなかんじになっていた。緑と黄色のリード線は自分で結線した。

f:id:soy-curd:20160620000154j:plain

適当に抵抗を繋いでやばい電流がArduinoにいかないようにする。 回路図を示したいところだが、そもそも100均ボタン側の回路が不明なのでプレッドボード側も勘で配線した。 とりあえず5Vを直接グラウンドに繋いではいけないことがわかった。

Arduinoにコードをデプロイ。

const int SWITCH = 2;

void setup() { 
  pinMode(SWITCH, INPUT);
  Serial.begin(9600);
}

void loop() {
  if (digitalRead(SWITCH) == HIGH) {
    Serial.print("1\n");
  } else {
    Serial.print("0\n");
  }
  delay(500);
}

Arduinoに繋いでシリアルモニタでチェック。"1"と"0"がボタンに応じて出力されていればOK

。出てなかったら配線とか抵抗を見直す。

Python

PySerialというモジュールがあるので、それをpipでインストール(Arduinoとの通信)。

Pythonでシリアル通信 - Qiita

こちらを参考にした。

slackwebというモジュールがあるので、それをpipでインストール(Slackとの通信)。

SlackのIncoming WebHookを用いた。異常に簡単にSlackにメッセージを流せる。

Slackにincoming webhook経由でpythonからメッセージをPOSTする - Qiita

コードはこちらを参考にした。 Incoming WebHookのURLは環境変数に格納し、実行時に読み込むようにした。

pythonを実行

import slackweb
import os
import serial
import time

url = os.environ["SLACK_OHA"]
slack = slackweb.Slack(url=url)

port = "/dev/cu.usbmodem1421"
current_oha_state = False

# ボード側は500ms間隔でserialにHIGH -> b"1", LOW -> b"0"を送信する
with serial.Serial(port=port, baudrate=9600, timeout=1) as ser:
    while True:
        # time.sleep(0.1)
        flag = ser.readline()
        # switch ON
        if (bytes(b"0") in flag and not current_oha_state):
            current_oha_state = True
            print("oha")
            slack.notify(text="スシ食べたい🍣")

        # switch OFF
        elif (bytes(b"1") in flag and current_oha_state):
            current_oha_state = False
            print("otu")
            slack.notify(text="スシいらない🍣")

        print(flag, current_oha_state)

結果

とりあえずボタンをポチポチ押す。すると、

f:id:soy-curd:20160619231258p:plain

ほぼリアルタイムでこのようになる。ギリギリIoTの範疇に入る気がする。

これで快適に他人にスシを食べたいことを通知できるようになった。 会社のCTOがArduinoの無線モジュールを入手したようなので、それを使えばボタンをPCから独立させることも可能な気がする。未来っぽい。

J・M・クッツェー『遅い男』読んだ

J・M・クッツェー『遅い男』読んだ。自転車事故で脚を一本失った老人の話だが、全体的におもしろい。中盤以降、作者みたいな人物がいきなりログインしてきて、そこから自由意志vs神みたいなかんじの話になだれこんでいくところが超良い。素晴らしい。

遅い男

遅い男

最急降下法をPythonで実装した

関数x2 + xは、どうやら最小値がひとつだけ存在するらしい。どうしてもその値を知りたくなったので、最急降下法を使ってPythonでその値を求めてみた。

#!/usr/bin/env python
# -*- coding: utf-8 -*-

import random

learning_late = 0.01
loop_max = 1000

def main():
    
    initial = random.uniform(-10, 10)
    old = initial
    new = 0.0
    for _ in range(1000):
        
        # 更新式
        new = old - learning_late * diff_func(old)
        
        # 目的関数の値を確認
        y = object_func(new)
        print(y)
        
        # 値を更新
        old = new
        
    print(new, y)
        
    
# 目的関数
def object_func(x):
    return x * x + x
    
# x ^ 2 + x の微分
def diff_func(x):
    return 2 * x + 1

if  __name__=='__main__':
    main()

これを実行すると、

# x、y
(-0.5000000145792641, -0.24999999999999978)

と、xが-0.5付近の時に目的の関数が最小値となることがわかった。なるほどというかんじ。

ITエンジニアのための機械学習理論入門

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言語処理のための機械学習入門 (自然言語処理シリーズ)

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平方イコルスン『スペシャル』読んだ

平方イコルスンスペシャル』読んだ。いかにも検索にひっかからなそうな書名であり、売る気が全くないかんじがうかがえる。 内容は、登下校時も授業中も常にヘルメットを被っている女子校生がいるのだけれど、好きな男の子に近づくと緊張してしまい、ヘルメットが少し頭から浮いてしまうというストーリである。帯に、『このマンガは優しさ100%で出来ています。』と記述されているので、もしかしたらそれらも全て作者の優しさのなせる技なのかもしれない。日常ほのぼのマンガです。

f:id:soy-curd:20160413092942j:plain

(こちらはレギュラーガソリンの匂いが大好きな女の子が陰謀によりハイオクの匂いを嗅がされ怒り狂っているコマです)

スペシャル 1 (torch comics)

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成程

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駄目な石

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