soy-curd's blog

へぼプログラマーです [https://twitter.com/soycurd1]

位置原光Z「お尻触りたがる人なんなの」読んだ

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史上最高のエロマンガ家と名高い位置原光Z氏の第二作品集である「お尻触りたがる人なんなの」を読んだ。位置原の作品は(エロに対して)天然 ×(エロに対して)こじれ系 ×(エロに対して)直球のキャラが折なす漫才で形成されていると言ってあらかた間違いないが、本作品集もその路線をそのままつっきった爽快な仕上がりとなっている。まさに青春。位置原作品の良さはキャラの役割を上記の三軸に一時設定しつつも、作品の最後にどんでんがえしがあるところで、つまり、「人類誰しもがエロい」ということが露呈することにある。人類が持つエロに対する二面性、あるいは「むっつりなやつもちゃらけたやつも真面目なやつも、結局みんなエロいことに興味があるんだ!」という強い信念を、位置原作品は我々の目の前に突きつけてくれる。エロに関して非常にアナーキーな作風。
 
 
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とりあえず以上のコマは「お尻触りたがる人なんなの」の中でもっともエロいコマの一つなのだけれど、このように理性と欲望と妄想の間で悶える登場人物たちの気持ちに共感したい方は、すぐさま本屋さんに行ってこの本をレジに差し出すと良い。店員が「こんな本扱うのは普通のことですから」みたいな澄ました顔で会計していても、その心の内では高校生バイト特有の青い欲望が滾っているはず…そんなところまで妄想できる人にぜひとも読んでいただきたい一冊です。
 

 

お尻触りたがる人なんなの (書籍扱い楽園コミックス)

お尻触りたがる人なんなの (書籍扱い楽園コミックス)