soy-curd's blog

へぼプログラマーです [https://twitter.com/soycurd1]

同人誌下書き(markdown ver.)

実用 どんぐりと山猫

はじめに

序文

※以下の文章は全て冗談によって構成されています。

「意識がニューロンの活動の集合から生じるものであり、それ以上でも以下でもない」という言説に対する違和感と同様に、「小説は字句の集まりであり、それ以上でも以下でもない」という言説の違和感は計り知れないものがある。その違和感の正体はひとえに、小説をわたしたちが読むことにより、わたしたちの意識の中に、実際に小説が立ち上ることによる。つまりわたしたちは本質的に、意識をコントロールできないが故に小説を読むという行為をコントロールすることはできない。しかし、コントロールできないものに対しても、わたしたちは理解をしたがる生き物である。本書は、効率的に小説をハックすることについて書くことを目指している。ハックする、とは、理解する、ということである。わたしたちは、まずは小説を小さな単位に分割し、それぞれについて一定のアプローチで接することにより、小説の在り方や小説の生成法について触れていく。しかし、わたしたちは、どのようなハックをしていけば、小説を本質的に理解している状態と見なすことができるのだろうか。理解は目で見ることができないため、定量化することが非常に困難である。そのため、本書では理解の現実世界への表現として、最終的には読者に芥川賞を受賞させることを視野に入れている。そこまでいかずとも、あなたが小説をハックすることで、小説を読むことや、あるいは小説を書くことに対しての手助けになることを望む。

前提知識

本書は特に、構造主義についての知識や、構造化プログラミングについての知識は必要としない。文芸的プログラミングについての知識もさほど必要ないだろう。必要なものは、「芥川賞を取って周りを見返したい」という虚栄心である。その感情が強ければ強いほど、あなたがこの文章を読むに値する人間であることが保証される。

プラットフォーム

プログラミング言語は基本的にPython3.4.0を用いた。小説の入手は主に青空文庫を用いた。エディタとしてははてな Blogを活用した。他、適宜近隣の図書館にて資料を借用した。引用が不完全、あるいは不適切なものについては大抵が筆者のメモ忘れによるもののため、該当文章の指摘を歓迎する。 (筆者の執筆環境がMac OS Xのため、Windowsユーザーは適宜文章を読み替えていただきたい。)

目次

第一章 「どんぐりと山猫」とその字句分析

第二章 芥川賞の傾向とガラパゴス化しない日本文学

第三章 文化的市場における文学の立ち位置とそのキャッシュフロー

第四章 感情のアニメーションとその可視化、あるいは人の外部処理機器としての小説について





第一章 「どんぐりと山猫」とその字句分析

青空文庫からの小説の入手

http://tezfm.blogspot.jp/2013/11/kindle-paperwhite.html
小説の入手法は以上のリンクを参考にした。

小説の定義

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E8%AA%AC
wikipediaによると、小説とは、

散文で作成された虚構の物語として定義される。

とある。 本書ではこの定義に準拠しつつも、便宜的に出版されているものを解析対象として扱う。


続き書くの飽きた。