清野とおる「その「おこだわり」俺にもくれよ!!」読んだ

その「おこだわり」、俺にもくれよ!!(1) (ワイドKC モーニング)

世の中にいる「なにかにこだわっている人」を活写しまくったノンフィクションマンガ。読む前は、「おこだわり」とか変な言葉作りやがって...と思っていたが、読み終わるころには私も作者のように「おこだわり」人を求めてやまないおこだわりミーハーとなっていました。

（こちらは「ツナ缶の男」のおこだわり、油を切っていないツナ缶にマヨネーズを大量にぶちこんで上からこしょうをふったものを食べた残骸です。）

「最近マンガ読んでも全然笑えねえな〜」という人はとりあえず読むべき。やってることは泉昌之作品とか「めしばな刑事タチバナ」とか「花のズボラ飯」とか系統だと思うのだけれど、それらの作品を上回る謎のギャグ力を感じる。それはたぶん、インタビューしてその話をマンガにした感がものすごくて、親近感が笑いに直結しているせいだと思われる。とにかくこのマンガ、生々しさがはんぱない。みんなも作者と一緒にまわりのおこだわり人を探しに行こう。

（このインタビュー感が伝わるといいなと思います。）