0からwindows10にPython3.6環境を構築する方法(2017/6版)
mac OSXやlinuxにはデフォルトでPythonがインストールされていますが、windowsにはインストールされていません。 今回はPythonを初めて使うwindowsユーザーがお試しですぐ触れるよう、 windowsで0からPython3.6の環境を構築する方法をまとめてみました。
環境
1. Anacondaのインストール
いきなり、判断が難しいところなのですが、windows 10ではAnacondaを用いてPythonをインストールするのが 最も手軽だという結論に至りました。
Anacondaは数値解析や科学計算のライブラリを含んだ形で配布されているPython環境なのですが、 非常に手軽にPythonを実行することができます。(環境変数の設定さえ必要ありません)
また、windowsにおいてハマるポイントとして、C言語のライブラリを含んだパッケージの導入があるかと思われます。 numpy、matplotlibなどを特にハマらずにインストールするためには、Anacondaの導入が手っ取り早いです。 (Django等を使ってwebサーバを建てたい、という方には関係ないですが)
https://www.continuum.io/downloads
リンク先にPython3.6のインストーラーがありますので、そこからダウンロードしてください。
ダウンロードが終わったら、インストーラーを実行してください。 何個か選択肢がありますが、 特にこだわりがなければ、すべてNextを押せば問題ありません。
2. Pythonの実行
Anacondaのインストールに成功したら、すぐにPythonを使うことができます。 おそらくスタートメニューには、以下のようなものがインストールされているはずです。
この中からAnaconda Promptを選んで、起動してください。
すると、以下のようにプロンプトが立ち上がるはずです。
あとはプロンプト内でpython
と入力してください。Pythonが立ち上がります。
それでは、試しになにか実行してみましょう。
Pythonが無事に動いたことが確認できました。
3. ライブラリを利用する
今回はAnacondaを利用してPythonをインストールしたので、そのままの状態で、すでにたくさんのライブラリを使うことができます。
どのようなライブラリがインストールされているかは、pip freeze
というコマンドで確認することができます。
試しにこの中に入っているmatplotlibという作図ライブラリを使用してみましょう。
まずは先ほどと同じように、pythonを起動してください。 そして、
import matplotlib.pyplot as plt import random xs = range(100) ys = [random.randint(0, x) for x in xs] plt.plot(xs, ys) plt.show()
のように、実行してみてください。すると、
上記のような画像が表示されたかと思います。このように、Pythonを使うことでグラフの描画も簡単に行うことができます。
4. おわりに
以上、windowsで0からPythonの環境を構築する方法を示しました。 このように、Pythonは非常に簡単に始めることができますので、 windowsユーザーの方も、ぜひ一度最近はやりのPythonを触ってみてください。
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