ミシェル・ウェルベック『闘争領域の拡大』読んだ
ミシェル・ウェルベック『闘争領域の拡大』読んだ。ウェルベック作品というとやたらセックスばかりしてる印象が強いのだが、この作品はデビュー作ということもあってか、大人しくマスターベーション多めの構成となっている。特に、ダンスパーティで出会ったカップルを妬む心から、ナイフで刺し殺そうとストーカー行為を行い、あげくの果てに青姦に及んでいたカップルを見ながらの自慰に至るくだりは、生と死と虚無を一度に味わえる最高の描写となっている。お得感ある。
- 作者: ミシェルウエルベック,Michel Houellebecq,中村佳子
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2004/11
- メディア: 単行本
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