水沢悦子「ヤコとポコ」読んだ。
漫画喫茶でヤコとポコ読んだ。「水沢悦子か、どうせまたいつもの涎マンガだろ....」と思ってたら、良い意味で裏切られた。
ポコはダメなドラえもんみたいなかんじで、漫画家のヤコの手伝いをしている。ポコはダメっこなので、マンガの下書きの線を消そうとしても、紙をぐしゃっとさせてしまってうまく仕事をすることができない。でもポコは献身的で、一生懸命ヤコを手伝おうとする。そういう話。
一番ぐっとくるシーンが、「ヤコは自分がヤコに懐いていないと思っているのでは?」とポコが感じているところで、以下のコマ、
無垢で無知なものを物語に出すのは大概卑怯な気がしているのだけれど、それに感動してしまうのも確かなので、やっかまずに感動していきたい。
小説で言うと、北野勇作の「どーなつ」、秋山瑞人「猫の地球儀」あたりの雰囲気をマンガにぶちこんできたかんじ。最高にノスタルジックで、泣ける。良作です。
ヤコとポコ(1) (少年チャンピオン・コミックス・エクストラ もっと!)
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