平方イコルスン「駄目な石」読んだ
- 作者: 平方イコルスン
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2015/04/27
- メディア: コミック
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平方イコルスンの第二作品集「駄目な石」読んだ。本当にタイトルの意味がわからなくて泣けてくる。平方イコルスンの作品は青春のもどかしさを迂遠な言い回しに仮託した言語感覚崩壊系の話と単に世界観が壊れてる話があるけど、自分は世界観が壊れている話が好き。 例えば下の話「相打ち」。
上のコマは、意識高い女の子が槌が大好きで自分で作っちゃうくらいなのだけれど、他にはそんな同士はいないと思ってたら、なんか知らないけどひょんなことでお近づきになった男の子も鎧とか作っちゃうかんじになっちゃって、二人でキャッキャウフフしてるシーン。さんざんこうやって訓練しつくしたあと、帰り道、
「ずっとこういうことしてるわけにはいかないし…ずっとこういうことしてるわけにはいかないもんね!」 「そうだな」
とか言ってて、まじでやばいと思う。青春すぎて鼻血出る。